刷り出し・抜き取り用 印刷品質検査装置
枚葉オフセット印刷
400dpiの高解像度カメラを採用
高解像度400dpiで検査対象を撮影します。
細かなキズや文字欠けまで撮像可能です。
カメラを用いているため、ピントがあう深度が深く、多少の基材の厚み変化ならばピンボケを起こしません。
刷版データと刷り本の検査
刷版データを良品マスターとして利用することで良品選定に人の目が入りません。
データと印刷物の色の違いや、検査物の位置合わせ等は自動で調整します。
利用可能データ形式:PDF/Tiff
版キズ特化アルゴリズム
刷り出しや抜き取りで重要となる版異常のなかでもキズの発生に特化したアルゴリズムを搭載しております。
従来のBISAIではキズに関しても他の欠陥と共通のルール・しきい値にて検出しておりました。
しかし、版キズは薄かったり、サイズが小さかったりするため、キズを検出するためには他の場所で過検出が発生するというトレードオフがありました。
新しいアルゴリズムではキズをその他の欠陥とは別のルールで発見するため、過検出を抑えつつ、かつキズに特化した検出方法を採用しています。
シンプル・簡便なUI
人手不足の中、熟練工の育成は大きな問題であり、「簡単な装置」が求められています。
BISAIは簡便なUIを採用し、数回のクリックで検査結果に至れます。
また、ステップごとに画面上に指示が出るモードもあり、誰でも使用できる検査装置です。
無害差分を無視する二枚検査
脱墨や紙ごみなど、印刷物には「無害な差異」が必ず発生します。これらを検査設定のみで除外しようとすると全体の検査設定も甘くせざるを得ません。
BISAIではマスターに対して二枚の検査対象を用い、その二枚に共通する部分のみを欠陥として表示する2枚検査システムが導入されています。
これによりランダム位置に発生する欠陥は無視し、検査を甘くせずに版由来の欠陥(2枚に共通する欠陥)のみを検出することが可能です。
レポート生成機能
トレーサビリティや万が一の欠陥流出の際に、検査に関するレポートを書くには多大な労力と時間が発生します。検査履歴から当該検査を探し、検査に関する文章を書き、必要な画像をスクリーンショットで保存し・・・等、かなりの時間ロスが発生します。
BISAIでは検査毎にレポートを自動で生成する機能が存在しております。トレーサビリティの観点から保存するもよし、顧客に説明を行う際に使用してもよし、と運用面で大きな時間短縮が可能になります。