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TEL. 03-5471-0531

〒140-0013  東京都品川区南大井3-15-5



交通製本株式会社

会社名:交通製本株式会社
松伏工場:埼玉県北葛飾郡松伏町田島東3-2
電話:048-991-0031

JTB印刷株式会社(本社/東京都豊島区)の系列会社として同社の一貫生産体制の一翼を担う、交通製本株式会社松伏工場では、ウエブテック株式会社の乱丁検査装置「ALMAGIX2000」を中綴じ2ラインに搭載し、厳しい品質要求に応えるとともに生産性向上を実現している。

交通製本(株)は、1998年に創業を開始。JTBの仕事を中心に旅行雑誌やチラシ、パンフレット、書籍など、月産平均約240万部の製本を手がける。設備は、中綴じ2ライン(16駒/8駒)に加え、折機2台など。



                   


乱丁検査装置の導入について戸井智副課長は「創業当時、検査装置にはCCDカメラが搭載されているものが存在せず、センサー式の濃度で判定するものを活用していたが、測定箇所や折りがズレると乱丁と判別し、機械が頻繁に止まっていた。

このため、リスタート等でオペレーターが2台ある中綴じ機の間を往復すると一日通算40〜45分の無駄が生じていた。また、表組みや文字のみの仕事が増加傾向にあり、CCDカメラでの検査が良いのではと感じるようになった。間違いが起こる前に手を打つ必要があった」と説明する。

選定にあたっては「16駒のラインのため、集中制御が可能なところに魅力を感じた。すでに導入している周辺の製本会社にも見学に行き、これならば大丈夫だと確信した」とポイントを挙げた。



                   


導入後には、「綴じる前に排出されるため、機械が止まる回数が減った。1日で4000〜5000部ほどは増産ができるようになり、ミスや事故につながる長時間の残業も減少した」と笑顔をみせる。さらに、「昨年の6月に16駒のラインに搭載し、次いで今年9月に8駒のラインにも導入した。

16駒にしか搭載していなかった頃、8駒のラインでの仕事は心配で神経をすり減らした」(戸井副課長)と、ALMAGIX2000の導入は現場の従業員に安心感を与えているという。繁忙期など協力会社に仕事を依頼する場合でも、検査装置の設置を条件に挙げている。

効果を肌で感じる一方、「従業員には技術力の向上を図るため危機管理を徹底して教え込んでおり、通常と違うと思ったら、自らの判断で機械を止めても構わないと指導している。川上で問題を防ぐオペレーターのスキルがないと良い装置を入れても十分に活用できない」とオペレーターが機械に頼り過ぎないよう注意を促している。

戸井副課長は、機械の能力を活かし、より正確な検査を実現するための工夫も怠らない。折丁を載せる部分に独自にガイドを設置し、機械の振動で左右に暴れがないようにしている。湿気や静電気などの影響で紙に起こる不具合を防ぐ意味でも有効に作用しているとのこと。

カメラ自体は同じ絵柄が並んでいる際、オペレーターが読み取り面の特徴をつかまえて位置や角度を調整しているが、ALMAGIXであれば各駒まで移動せずにコントロールパネルからセットが行えるため非常に便利になったという。

同社ではまた、乱丁検査装置のほか、落丁検知やグリッパーの空回り検知、厚み検知など6つの検査装置を導入している。「生産性が向上するとはいえ、金額的に大きく増加する訳ではないが、何よりも事故を起こさないことが肝心。

その意味では守りの投資となるが、印刷営業には一貫体制構築と無事故をセールストークにして攻めるように進言している」と、戸井副課長は検査装置を攻めと守り両方の要として捉えている。

すべてのラインにALMAGIX2000の導入が完了し、「昨年から現在まで事故は一切起こっていない」と戸井副課長。今後も社員一丸となりクレーム・ゼロを目指していく。

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