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TEL. 03-5471-0531

〒140-0013  東京都品川区南大井3-15-5



              株式会社銀星社印刷所


会社名:株式会社銀星社印刷所
本社:群馬県高崎市柴崎町888
電話:027-352-1521
                               

群馬県で初のUV6色印刷機を導入するなど最新設備を揃え、多様化する顧客ニーズに柔軟に対応する株式会社銀星社印刷所は一昨年、ウエブテック株式会社の枚葉印刷機専用インラインフルデジタルカラー印刷品質検査システム「PIS3000」を導入し、年々厳しさを増す品質要求に応えている。
同社は昭和5年に創業を開始。顧客に密着した小回りのきく体制を確立し、化粧品や食品、雑貨類、ショッピングバックなどのパッケージ・包材を中心にオンデマンドなど小ロット印刷まで手がける総合印刷会社。

一昨年にはCTPも導入し、企画・デザインから印刷、打ち抜き、貼り、配送までの一貫生産体制を構築。さらに、UV印刷へ取り組み、ユポ紙やカートン紙、メタルホイール紙などの非吸収紙にも対応している。

保有設備は、CTP等の製版設備のほか、小森コーポレーション社のリスロンL240、L540、L640(UV)、LS640C(UV)、打ち抜き機3台、製函機2台、断裁機2台を揃える。




                   

銀星社印刷所が検査システムの導入を検討し始めたのは約5年前。当時、他社で検査システムを見た井田社長は今後必要な設備になると確信した。「以前のものは、ブレで誤作動をうみ、大ヤレしか読めないという印象があったが、修正ソフトなどの登場でかなりの成果が挙がると聞いた。そのため、次に印刷機を導入する時に検査システムを搭載しなければならないと考えた」と振り返る。

                    
PIS3000を導入

2年前にUV印刷機の新設を決めた同社はさっそく選定に入り、熟考を重ねた末、ウエブテックのPIS3000に決定した。「PIS3000は、圧胴上にカメラが設置してあるため、絶対にブレることがなく、モニタでも写真のように確認することができた。また、困難を承知で既存機(L640)にも取り付けを依頼した際、前向きな姿勢でチャレンジしてくれたことも好感をもった。メタル系の用紙でもハレーションが最小限に抑えられ、しっかりと読み取れたことも大きかった」と井田社長は決め手を説明する。

このように、評価の高いPIS3000は、井田社長が話すようにシートの安定化を行う『シートスタビライジングシステム』、欠陥部分を高いコントラストで映し出す『ディレクショルライティングシステム』、高いコントラストで撮像する『3CCDデジタルラインスキャンカメラ』が大きな特長。脱墨不良、異物混入等の用紙不良や濃度変化をインラインで検出することから、多くのユーザーの支持を得ている。





                   


導入後には、ロス・ミス率が大幅に減少し、現場オペレーターも安心して仕事をこなしているという。「人間の目だけで見ていた頃と比べると、確実にオペレーターの負担を削減することができた。4台の印刷機のうち2台に取り付けてあるが、担当オペレーターはPIS3000がないと不安で仕事ができないとまで言っている。それだけ頼りにしている」と井田社長。「近年では、一つの問題が発生すると企業自体の存続が危ぶまれることが多い。PIS3000は、それを防ぐための保険にもつながっている」とも話す。

                
機械の能力を最大限に引き出す

しかし、一方では「ただ一つ落とし穴があるとすれば、オペレーターが安心しきってしまうこと。検査システムだけに頼っては高品質な製品は生まれない。検査装置をうまく使いこなして、始めて高品質な製品が生まれる。だから、品物によっては最後に人間の目でチェックすることもある」(井田社長)と明かす。検査システムのレベル設定を厳しくすると、良品をはじくことがあるため、オペレーターの判断で対処しなければならず、ある程度のスキルが必要となる。そのため、同社では、ウエブテックの協力を得て勉強会や研修を行い、検査装置の理論を学ぶことでオペレーターの検査に対する意識を改善させていったという。

また、「包材については、食料品のパッケージが多く、お客様からは安全・安心が求められる。特に異物混入は絶対に防がなければならない」(井田社長)と話すように、各部門で講習会を積極的に開催し、目標値をもって徹底した品質管理に取り組んでいる。


                    
企業としての責任

その一環として同社では、3年前にISO9001の認証を取得し、ISOの品質マニュアルをもとに工場内の品質の組み立てを行っている。加えて、FSC森林認証制度の取り組みを進め、来月中旬には認可が下りる予定である。
「ISOを取ったから良くなるものではない。マニュアルにしたがって自社のルールをしっかりと作り、いかに歯止めが掛けられるかが問題。環境面をある程度配慮していくことが企業としての責任だと思っている」と井田社長はこれら取り組みの必要性を語る。


         
         
次なるステップへ向け

一貫生産体制を確立し、UV印刷や検査システムの導入など、常に先を捉えた同社だが、「もともと、一貫生産体制をとったのはお客様に迅速に対応するため。できれば依頼を受けた翌日にはダミー提出ができる体質を作っていきたい。また、パッケージを扱っているとUV印刷と検査システムは必須アイテムであり、水なし印刷と広色域印刷も視野に入れないと差別化にならない」と井田社長。
今後は工程間の連携による顧客への素早い提案と高付加価値の提供に取り組んでいく考えだ。


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