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     E-グラフィックス コミュニケーションズ株式会社様                            


会社名:E-グラフィックス コミュニケーションズ株式会社
代表者:鈴木裕社長
本社:東京都三鷹市牟礼6-25-28
電話:0422-49-5528


E-グラフィックス コミュニケーションズ株式会社は一昨年、ウエブテック株式会社の枚葉印刷機用インラインフルデジタルカラー印刷品質検査装置「PIS3000」を導入し、クライアントの厳しい品質要求に応えている。

E-グラフィックス コミュニケーションズ株式会社は、1980年に日産グラフィクアーツ株式会社として創業。1998年には世界最大の広告代理店ネットワーク『オムニコム』のなかでも特にクリエイティビティーの高さで定評のあるTBWAワールドワイドの一員に加わり、1999年に社名をE-グラフィックス株式会社に変更。2006年8月1日より現社名に改め営業活動を展開。

銀座事務所と三鷹工場の二拠点があり、カタログ、チラシ、パンフレット、ポスターなど企画デザインから印刷、製本までの一貫した生産体制を構築し、3班2交替制で印刷部門20名、製本部門13名の従業員が業務を行っている。

また、電子メディア(インターネット等のネットワーク、CD―ROM)の制作やCAD―CGデータからグラフィックやムービーを製作する独自技術の開発など、幅広い事業領域で高い評価を得ている。



                   導入のきっかけ


同社では約10年前から環境に配慮した水なし印刷に取り組んでおり、検査装置の導入はその水なし特有の問題が生じたため。生産部生産業務課の高瀬流月担当主担は「水なし印刷は、湿し水による製面効果がないためどうしてもヒッキーやゴミが多い。

ヒッキーローラーなどで対策を講じてきたが、版が弱くキズが付いてしまい困難を極めた。そのため、なぜ気付くことができなかったのかという不良が出ることもあった。
修正という無駄な時間がかかる悪循環を繰り返すうち、人間の目視だけの検査に限界を感じていた」と語る。

事実、導入以前には1000枚に1枚程度でオペレーターの一人が抜き取り検査を行い、刷り上がりに再度二名体制で確認していたが、クレームの発生を抑えることは難しかったという。検査装置の必要性を実感する高瀬担当主担が最も頭を悩ませたことは社内の説得だった。「モノを生産する設備であれば投資した分のアウトプットがすぐに分るが、検査装置は生産設備ではないため表に出ないもの。

上申した際、オペレーターによる目視の検査だと不良品をストップすることができず、昼夜で印刷機のスピードに合う検査専門の人間を雇う場合には大きな費用がかかるため、たとえ100%でなくともインラインで検査することで問題をすぐに修正することができると話した」と当時を振り返る。

機械の選定にあたっては咥え尻まで検査ができることを条件に半年間かけて熟考を重ねた。「PIS3000は、紙をエアーで押さえる方式で、ほとんど紙尻まで検査が可能だった。0.06・の薄紙から0.2・の厚紙まで手がけている当社にとって一番必要な機能を揃えていた」と高瀬担当主担は決め手を説明する。

このように評価の高いPIS3000は、カメラの検出範囲で全面全数検査を行い、ピンホールやヒッキー、色ムラ、色抜け、文字欠け、地汚れ、異物混入、脱墨不良をすべて検出。従来困難とされた厚紙(コートボール)やブリキ、蒸着紙でも精度を落とさずに検査が可能なことから大きな話題を呼んでいる。

主な機能としては、圧胴上で高い検査に必要なシートの安定化を行う『シートスタビライジングシステム(SSS)』欠陥部分を高いコントラストで映し出す指向性照明システム『ディレクショナルライティングシステム(DLS)』欠陥部分を高いコントラストで撮像するカメラ『3CCDデジタルラインスキャンカメラ』が挙げられるが、同社の厳しい目に留まったものがSSSとDLSであった。

すでに、既設の印刷機2台に加え、今月末に導入される四六全判両面4/4色機にPIS3000を搭載することからも信頼のほどが窺える。 


              導入後の改善点


導入後には「印刷機が古くなり、色調不良やダブリが見つかるようになった。また、仕事の約7割が自動車のカタログだが、高級車の場合にはゴミなどが目立つ黒いものが特に多い。そのことからも検査装置は、現場の人間に安心感をもたらしてくれた。

また、検査装置の導入により、水タレ・油タレや濃度変動等を気にすることなく安心して機械をまわすことができる為、導入以前よりも生産性が上がった(機械生産速度UP)。今では無いと作業ができないくらいで、予想以上の成果を挙げている。現在は薄紙印刷での検査が注目され、見学に来る人も多い」と高瀬担当主担。検査装置は社内的なメリットはもちろん、同社の強みとして仕事の受注など対外的なPRにも貢献している。

一方で「導入当初は今まで見つからなかったものが発見されるため、報告が多く寄せられていた。検査装置がNGを検出することで、今までいかに人間が見落としていたかを痛感した。

機械の性能を最大限に引き出すにはオペレーターの技量が必要であり、個々のレベルアップを図るためにも検査装置まかせにはできないと考えている」(高瀬担当主担)と従業員の品質管理に対する意識の徹底を口にする。同社ではまた、製本工程の中綴じライン(ミューラー・マルティニ社)にもウエブテックの乱丁検査システム「ALMAGIX‐2000R」を設置している。

「以前は濃度で見るセンサーを備え付けていたが、それだけでは対応しきれなくなってしまった。製本の場合には、ダイレクトにお客様へ届くため、一つの不良も許されない。そこで、印刷機にPIS3000を搭載するのを機に中綴じにもALMAGIXを採用することにした。近年では、カメラを付けていない会社の方が少ない」と高瀬担当主担は導入の理由を説明する。

まさに、印刷機と中綴じ機に同時に対応できることが、製版工程から製本工程までのトータルな生産工程をサポートしているウエブテックの強みでもある。PIS3000を導入して1年半が経過し、高いレベルで品質の安定を実現したE―グラフィックス コミュニケーションズ。常に創意工夫を怠らない高瀬担当主担は検査装置に対しても独自のアイデアを次々に提案するなど、すでに新たな展開へ向け動き出している。

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